地盤増幅率とは?マップも公開されています。

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●地盤増幅率とは

地盤増幅率という言葉を聞いたことがある人もたくさんいると思います。

この地盤増幅率とは、正式には「表層地盤増幅率」と言い、簡単に言うと、この数値が高いほど地震の時に揺れやすいということを表しています。

もう少し、詳しく説明すると「表層地盤増幅率」の定義は、

工学的基盤(Vs=400m/s)から地表に至る最大速度の増幅率で、地表から深さ30mまでの平均S波速度(AVS30)から算出されます。

工学的基盤とか、平均S波速度とか難しい言葉が並びますが、

要は、地盤増幅率とは地震が起こった時に、震源である地中深くにある固い地盤(工学的基盤)の揺れが、建物が建っている表層の地盤にたどり着くまでに、どれくらい地震の揺れが増幅するかを表しています。

●地盤増幅率の評価

では、表層地盤増幅率がどれくらいだと危険で、どれくらいだと安全であるかの目安を説明します。

表層地盤増幅率では、以下のような区分分けをしています。

2.0以上 「特に揺れやすい

2.0未満~1.6以上 「揺れやすい

1.6未満~1.4以上 「場所によっては揺れやすい


なので、1.4未満であれば「揺れにくい」ということになるのでしょうか?

●地盤増幅率の確認方法(マップの活用)

自分が住んでいる場所の地盤増幅率は、こちらからできます↓

J-SHIS 地震ハザードステーション

日本地図が出てきますので、地図上のタブメニューから「表層地盤」を選べば、「地盤増幅率」のマップが表示されます。

地盤増幅率のマップを見ればわかりますが、地図でオレンジから赤い場所(1.6以上)の地域は、関東・大阪・名古屋といった都市部に集中していることが分かります。

とくに関東地方では、大部分が1.6以上の地域になっていますね。

日本全国の面積の割合で言えば、1.6以上の「揺れやすい」地域は少ないかもしれませんが、人口の割合で言えばかなり高いので注意が必要です。

●地盤増幅率の有効利用

地盤増幅率は、最近話題の「緊急地震速報」で、予測震度を計算する際の補正として使われています。

また、地震に対する危険度は、

・マグニチュード

・震源からの距離

・地震の周期

・地盤の液状化

など、様々は要因によって決まりますので、一概に、地盤増幅率が1.4未満だから安全だと思う事は危険です。

また、その逆で、2.0以上の地域に住んでいるからといって、必要以上にパニックになるのも危険ですね。

普段から、災害に対する準備(心の準備も含む)をして、災害に対する意識を高めておくことが、最良の対策になるのではないでしょうか?

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