ビエンナーレ・トリエンナーレとは
ビエンナーレとか、トリエンナーレという言葉を聞いたことはありませんか?ビエンナーレもトリエンナーレも美術展覧会の名称によく使われますね。
どちらもイタリア語で、ビエンナーレは「2年に一度」「2年周期」の意味で、トリエンナーレは「3年に一度「3年周期」の意味になります。
美術展覧会で「○○○ビエンナーレ」とあれば2年ごとに開かれる美術展覧会で、「○○○トリエンナーレ」であれば3年ごとですね。
ビエンナーレで有名なのは、ビエンナーレの起源となる「ヴェネツィア・ビエンナーレ」ですね。1895年からイタリアのヴェネツィアで奇数年に開催されています。2013年もまさに開催中で、6月から11月まで開催されています。
トリエンナーレで有名なのは、「ミラノ・トリエンナーレ」です。1923年にモンツァでビエンナーレとして開催され、1930年からトリエンナーレとしてミラノで開催されています。
神戸ビエンナーレ
ヴェネツィア・ビエンナーレ以外で有名なビエンナーレは、海外では「サンパウロ・ビエンナーレ」、国内では「神戸ビエンナーレ」が有名です。サンパウロ・ビエンナーレは、ブラジルのサンパウロで1951年から開催されています。アートビエンナーレとしては「ヴェネツィア・ビエンナーレ」に次ぐ歴史を持っています。
神戸ビエンナーレは、国内ということで身近ですね。神戸ビエンナーレは、阪神淡路大震災から10年後の2007年に、被災地としての枠組みから飛躍と、芸術の町としての活性化を目的に第1回目が開催されました。
第3回の2011年には総来場者が約24万人にも上り、大盛況となっています。
神戸ビエンナーレは、世界のビエンナーレと異なり日本文化である「生け花」や「書」も展示されるのが特徴です。
2013年には第4回の神戸ビエンナーレが、10月~11月に開催されることになっています。
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第4回目のテーマは「さく(saku)」です。第1回が「出合い」、第2回が「わ」、第3回が「きら」です。
人や文化がアートで「出合い」「わ」となって「きら」めき始めた神戸が、これまでの枠組みや価値観を切り裂く力となり、色とりどりに花「さく」明日を信じ・・・ということです。第5回のテーマは「あす」ですかね。
有名なトリエンナーレ
ミラノ・トリエンナーレ以外の有名なトリエンナーレは、海外では「インドトリエンナーレ」「広州トリエンナーレ」が、国内では「横浜トリエンナーレ」「あいちトリエンナーレ」「大阪トリエンナーレ」などが有名です。国内開催のトリエンナーレは、3年に一度ということで、各地を回ってみるのも楽しいですね。
○年に一度の言葉
ビエンナーレ・トリエンナーレ以外にも、○年に一度を意味するイタリア語があります。・バイアニュアル(半年に一度、または1年に二度)
・アニュアル(1年に一度)
・クアドリエンナーレ(4年に一度)
・ドクメンタ(5年に一度、ドイツの展覧会)
興味深いですね!